綾北ダム 見学 その1
2009/10/3 記
九州
九州に行きたい
炭鉱・鉱山に山に砂防にダム
とにかく自分の見たいものがいっぱいあるのに
未だ到達していない九州
それを言うなら
東北も同じなんですが
ある意味、東北は九州よりも自分にとっては遠いエリア。
なぜ九州が東北より近いと感じるのかというと
大阪から九州に向けてはフェリーが出ているので
車を積んで寝ている間に移動という手段が使えるからなのです。
今度こそ・・・
今回の夏休みこそ
夢の九州行きを実現させるぞ
と、意気込んでプランを立てました。
しかしDamMapsを眺めつつ
時間を測り、距離を測っていると
見たいダムを一回の九州行きで押さえるのは不可能という事がすぐに解りました。
検討を重ね
現地の道路状況を調べ
なんと九州入りした当日はたった1基を見るのが精一杯という事に!!
1基の為に一日潰す
それでもその1基を見たい
その決断を自分にさせたダム
それが宮崎県の綾北ダムでした。
という事で
大阪南港・かもめフェリーターミナルにやってきました。
目の前にとまっているのが宮崎港行きのカーフェリーです。
乗船手続きの用紙に記入。
手続きは飛行機に乗るより簡単。
自分にとっては飛行機は謎。
新幹線をやっと使えるようになったくらいの脳みそですから。
受付時間になったのでこちらで手続きとお支払。
一等個室と車一台。
この時はJAF割引ありで片道31860円でした。
これは…
高速道路ETC1000円と勝負させるなよ…
高速道路ETC割引は本当に私のような趣味を持っている人間には確かにありがたい。
深夜3割引きでも凄いありがたい。
でも無料化とか絶対におかしい。
皆が高速に押し寄せたら大渋滞になるし高速の意味なくなるし
フェリーはお金持ちだけの乗り物になってしまう。
18:00発で翌8:30着
船の中で寝ている間にどんどん進んで
現地に着いたら体力十分でダムめぐりに挑める
この金額位は当然かなと不満はないです。
最近は年のせいで特に高速道路での長距離移動が心配になってきているので
家族も絶対フェリーにしなさいと進めてくれました。
もう一隻、着岸していたこの船は有名なさんふらわぁ。
大阪から志布志に向かう航路です。
今回は諦めた桜島砂防と鶴田ダム見学の時には是非これに乗船していきたいです。
さて乗船時間が近付いてまいりました。
車に戻ります。
乗り込んで階層を上がって船のでっかさを実感しつつ
きっちりサイドブレーキを引いて手荷物だけ持って客室に移動。
エスカレーターに吃驚しました。
このクラスの船になると発電機でっかいんですね。
で、ダムでも諸元碑を探すごとく
船でも何でもこういう物を見つけるとすぐ撮る。
図面大好き。
ホテルと同じでキーを受け取り部屋に移動。
一等シングル♪
わー。可愛い部屋。
狭い所好きな自分にはたまらない。
で、荷物をさっさと置いてデッキに出ます。
日没までデッキで海風に当たって居たら
何か肌がべたべたしてきました。
潮風になれていない…。
これは夜遅くにデッキに行って帰ってきた時の船内の様子。
いやー
ぐっすり休むために個室を選んだんですが
近くの部屋で朝まで夜泣きしてくれた嬰児が・・・。
朝までずーーーーーっと泣いてたんですよね。
ぐっすりにはほど遠い。
ベッドに横になっていただけ
というくらい眠れませんでした。
その嬰児のいるファミリーは私より大音響で夜泣きにさらされているわけで
一睡もできていないか慣れているから放置でも平気がどっちかですね。
そして朝。
もうすぐ宮崎港です。
着岸しま〜す。
フェリーターミナルに降りてすぐ高速道路へ。
向かうは小林I.C
この日、綾北ダムへの県道は土砂崩れでアウト。
一番早くたどり着くためには高速と一般道で迂回です。
宮崎市内から辿り着くだけで2時間30分以上かかるという綾北ダム。
一級品の酷道が待ち構えています。