姉川ダム見学 その3


天端を渡って右岸にやってきました。
クレストゲートはオリフィスをはさんで左右に二ヶ所ずつ合計4門。
導流壁が堤体の途中から堤趾部に在るのが特徴的ですね。
クレストゲートがずらーっと並んでいる場合は下流側を全部囲ってしまう
堤趾導流壁であることが多いです。
クレストゲートの幅で堤体の上をまっすぐ走るゲート幅の堤体導流壁
これはちょうど中間の印象です。


天端の上はあっさりシンプル。
取水塔の建屋もシンプル。


そしてダム銘。
こんなに綺麗なのに滋賀県の治水ダムとして頑張ってます。


そして管理事務所兼ビジターセンター「姉川ふれあいプラザ」です。
親子連れが入っていくのが見えたので自分もウキウキ進みます。

「おはようございますー。」
「こんにちは。」  ←噛み合わない
「綺麗な資料館ですね。おぉぉっこれはっ」

玄関を入ってすぐのところに立てかけてあったパネルに
我を忘れて駆け寄るダムマニア。
その勢いに退きまくりの一般見学者。
喜ぶ管理所の方。

「どうぞ見てください。試験湛水の時の写真です。」
「うわぁ。綺麗だぁぁ♪クレスト越流はやっぱり最高ですねぇ。」
「ここは雪がたくさん降りますからこの時も湖面が凍ってしまっているんですよ。」


これが試験湛水後のクレスト放流です。
極寒の奥伊吹で静かに静かに流れ出した水は堤体を流れる時に少しずつ凍り
水飛沫のかかった場所には氷柱ができたのではないかと思ったりしました。
きっちり導流壁幅でさらさらと流れているのが本当に素敵です。