令和4年1月 安威川ダム

2022/1/11 更新

年末に長年愛用していたコンデジの二代目そにこが少し壊れました。
転落事故の時に持ち主と同じくらいダメージを負っていたのに
けなげにその後もしっかり撮影を続けてくれていたのですが
おうち用に引退することになりました。
2015年8月から使っていたので十分お役目全うしました。
いや、ファインダーが壊れただけで、まだ撮れるし。

二代目そにこは2016年9月の転落事故で持ち主と同じく
かなりのダメージを受けていました。

数日後に北海道行きが控えていたため
出先でカメラが使えなくなったらとんでもなく困る!!という事で
北海道に入るなり同じモデルを購入しておいたというエピソード。

でもそれからもずっとしっかり写真を撮り続けてくれていました。
新潟で転倒した時も一緒だったし。

ということで大事に寝かせておいた全く同じモデルのコンデジそにこを
6年ぶりに引っぱり出しました。


三代目そにこのデビュー&令和4年発ダム詣をどこにするか
考えてやってきたのは安威川ダムです。


洪水吐水路の壁の周りにだけ足場があります。
堤体はほぼ出来上がり、天端をきれいにしている段階。


移動していつものポイントへ。
こんなに背が高くなっていつの間にか鑑賞ポイントを超えていました。


まだ工事中なので入ることはできませんし
完成してからはどうなるか判らないのですが
鑑賞ポイントからすぐ近くに進入路があります。


進入路はもう天端に接続していました。
どんな風に綺麗になるのかまだイメージがわきませんが
ビジュアルにとことんこだわっている安威川ダムですから
美しく接続するのは間違いないかと。


朝日を浴びてこだわりのリップラップとこだわりの天端高欄がくっきり見えています。

大岩を並べてチェーンを張って天端高欄を作っているロックフィルダムは
あちこちにありますし、むしろそれがスタンダードなのかなと思うんですが
安威川ダムはとにかく石を美しく見せることにこだわっているので
天端高欄もリップラップの延長に見えるような絶妙な配置で大岩を並べています。


展望台に移動してきました。
ついに完成形に近い形でダムカードフレームから堤体が見えるようになりました。


貯水池側の工事はほぼ終わっているようです。
早く左岸側の道路を通れるようになったら嬉しいのですが
さすがにそれはまだまだ先。


貯水池側に設けられた進入路をこれから除却します。
美しいリップラップの間に土が入らないように工夫されていますので
すっかりきれいに取り除かれるはず。


ダム軸ポイントにはコーンが立っていて入れなくっていました。
横の工事が大詰めになってきたためかと思います。


なのでダム軸からは見られない分、ちょっと貯水池側から
堤体を愛でます。

天端の工事はホントにあと少しで終わりそう。


非常用洪水吐の滑らか真っ白コンクリートも素敵。


こだわり天端をズームして見てみました。
お洒落だなぁ♪

当日、次から次へ、途切れることなく車でバイクで徒歩でダムを見に来る人が絶えませんでした。

展望台では隣の高槻市から1時間かけて歩いてきたという御夫婦もいらして
ダムが完成したら人がたくさん来て賑わってくれるかしら
と、とても嬉しそうに話しておられたのが印象的でした。


天端完成までもう少し。
それが終われば試験湛水開始です。

完成目前の安威川ダム。

岩盤清掃からずっと堤体ができるのを見てきましたが
八ッ場ダムのように試験湛水中に大雨が来て一晩で満水とか
そういう恐ろしいエピソードはいらないです。

最近竣工したダムで多いように思うので。
小石原川ダムも試験湛水直後で全量貯留でしたし。

もうすぐ試験湛水開始だねと美しいダム湖が出現するのが
とても楽しみな令和4年1月の安威川ダムでした。