令和3年2月 安威川ダム

2021/3/1 更新


令和3年になって安威川ダムがどんどん成長しているという話を聞いて
梅の花が咲くころにやってきました。


しましま〜♪
しましましてます。
コアが分かりやすい。
フィルターとロック材の境目は相変わらず分かりにくい。


堤体だけでなく洪水吐等もどんどん出来上がってきています。


洪水吐の越流部です。
綺麗に滑らかに出来上がっていました。


貯水池側のリップラップはこんなに分厚くどんどん積み上がっています。


ダム軸のポールで中央を確認。


コアを中心にしましま確認。


コアを乗り越える通路も設けられてその上を
アーティキュレイトトラックがばんばん行き来しています。
忙しい忙しい現場。


次から次へとコア材を運んでくるトラックと
それをぺたんこにしていくブルドーザーの連携素晴らしい。


下流側のリップラップに目をやると
バケットに岩を乗せたバックホウと
グループで作業をしておられる人影が。


ああああ。
もしかしてこれは
下流のリップラップの間詰め作業、人力でしておられるのでは。
美しい安威川積みのために手作業で!!
違う作業だったらすみません。


どんどん堤体高くなってきていますので安威川積みのリップラップもこんな面積に。


安威川積みを綺麗に見たいので場所を移動してきました。


洪水吐も見たいのでどんどん移動。


下流からズームで見た安威川積みです。
見事に狙い通りの巨石陰影が!!

捨石張りと置き石のハイブリッド、安威川積み。
鏡のような仕上げではなく岩らしい外観と陰影がばっちり強調されている。


バックホウの美技が展開されています。
岩のどの面を上にするか瞬時に判断して
サクサク並べていかれるのは本当に見ていて飽きない。


バックホウと人力作業の図。


ついこの間、竣工式がありました。
その時はこのくらいまで堤体が盛り立てられていました。


わずか3か月でこんなに堤体が育ってきました。

日本で計画されているロックフィルダムの現場は
安威川ダムと鵜川ダムで最後といわれています。

最後だからというより
今しか見られないとても貴重なものだからという事で
是非、たくさんの方に見学に来てほしい安威川ダム工事現場でした。