比奈知ダム 20周年記念式典

2019/9/1 更新


令和元年/平成31年/2019年
木津川戦隊ゴレンダムの緑、比奈知ダムが管理開始20周年を迎えました。

8月27日、記念式典が比奈知ダムで行われるという噂を耳にして
こそこそこそっとやってきました。


式典開始時刻から少し遅刻してしまったので
管理所をくるっと取り巻くベランダの通用口から
こっそり入れていただきました。


丁度、名張市長様のお話が始まっていました。

本日ゲストでお越しくださっている今年二十歳になる若人に
10年前もここで皆さんにお話ししたんだよーとメッセージが。

式次第
・開式の辞
・来賓祝辞
・列席者紹介
・事業のあらまし
・タイムカプセル開封
・タイムカプセル封印
・十周年記念植樹の育樹
・閉式の辞


続いて、比奈知ダムの事業のあらましについて
所長様からのお話が。

利水補給はもちろんですが
比奈知は洪水調節で青蓮寺や室生と一緒に
名張川上流三ダムとして連携操作をし数々の殊勲をたててきました。

更に名張川でしんがりを務める高山、少し離れている布目も加わって
ゴレンダムの洪水調節は国内屈指のハイレベル操作で実績を積んできました。

この操作はその後もどんどん高度進化を続け
現在では“木津川方式”と呼ばれる
ダムの高度管理の代名詞にもなっているほどです。

そして比奈知ダムはダムカレーもできたし
この4月からダム湖上流の国津郵便局で
ダム風景印もできたのですと紹介があり
とてもうれしくなりました。

御挨拶のあと
タイムカプセル開封になりました。


兵庫県の県ダムに屋外のタイムカプセルモニュメントが
印象強くて、室内でどんなものが出てくるんだろうかと思っていたら
まず目についたのは工具。

工具で開けるんだ…。


そして二人かかりでうんしょっうんしょっと運び日まれたのが
立派な台座に乗ったタイムカプセル!!

こういう物だったのか…。


いくつも止められていたナットは
ひとつを残して外されているので
その一つを10年前にこのタイムカプセルに作文を入れてくれた
今年二十歳の若人がおりぼんつけた工具を使って開封していきます。


中から出てきた作文を
現場で音読してもらうという罰ゲームはなしで
各自でお持ち帰り頂きます。
配慮配慮。


式典会場には10年前の式典の写真もちゃんと飾られていました。

そして今年、10歳、小学四年生の児童から選ばれたふたりが
作文を披露してくれました。
えらい立派な文章で最近の小学生は
こんなきっちりした文章書けるんだなーと
吃驚したりしてました。


作文を読み上げてもらう間
目の前に来ていたタイムカプセルの中身を撮影。


全体。


そしてタイムカプセルに作文を入れて
またナットが閉められました。


続いては天端左岸の広場に植えられたモミジの木の育樹です。
10周年の記念で名張市の木であるモミジが植樹されたそうです。

机に準備されているのはじょうろと固形肥料と枝切りはさみ。


まず最初に来賓の皆様による
枝切りです。
といってもまだまだ華奢な木ですから小枝部分をカット。


続いて、二十歳の若人たちによる肥料供給。


そして児童によるお水やりです。
可愛いな〜。


そして児童によるお祝いの歌が披露されました。
相当練習したんでしょうね。
小学生にありがちなバラバラの合唱ではなく
ぴったり合っていてこれまたびっくりしました。

名張市の小学生凄いな!!


最後に記念撮影。
木津総の所長様からもメッセージがあり
無事に雨に降られず式典は終了しました。

片づけ中にぱらぱらきたのでとてもラッキーだったと思います。

国内に4基だけの天端測水路を持つダム。
そして他のダムは常時入ることが出来るようには
設計されていません。
比奈知ダムだけが天端測水路に安全に
一般の人でも入ることができる造りになっているのです。

二十歳になった比奈知ダム。
蛍に親しめるせせらぎ公園
比奈知ダムカレー
比奈知ダム風景印
洪水調節
利水補給
地域になくてはならない素敵なダムに成長しました。

これからも青蓮寺、室生、高山、布目の先輩とともに
頑張ってほしいと思います。
あ、もうすぐ弟分できるし。
川上。

ハンマーのお仕事


こういう使用方法だったのでした。