2016 千苅ダム 見学 その2

「ダムごころ」で縮流の事例として出した千苅ダムのこの部分。
実に美しい。
ほんとに美しい。
このうねりがたまらない魅力♪

そして役目としてはシュートブロックに当たるのであろうこの部分で
ふわっと広がって勢いが殺された状態で川面に落ちていきます。
これが堤体の上から下まで続いていたら
堤趾導流壁の内側の階段状減勢と同じ仕組みになる。
さすが名堤体。
千苅の越流を見ているだけで凄くお勉強できる。
どれだけ元々の設計が素晴らしいか
この教科書的な各パーツの役割に惚れぼれする。
流石、佐野藤次郎先生の作品だぁぁ♪

位置を変えて愛でる。
ほんとに薄ーく水が流れているだけ。
だけどメイソンリーフェイシングだからこんなに美しくなれる。

堤体直下に到達する頃には薄ーく広がってこんなに静かに
波一つ立たせず川面に吸い込まれていくんです。

見事すぎてうっとりため息が出てしまう。
千苅ダムは1919年竣工。
今年で97歳になるダムです。
97歳でもこの美しさ♪

しかし…
なんでこんなにしましましているのか。
下から見ているといくつかのゲートに流木が引っ掛かっているのは見えていましたが
サラサラ出ているゲートとほとんど出ていないゲートがある。
越流水位ギリギリのところでなんか補足しちゃっているのだろうか。

右岸の細道を天端に向かってえっちらおっちら上ります。
ゲートを上げて扉体の下から放流しているのではなく
ゲートの上を水が越えて流れ落ちているのが解るかと思います。
千苅ダムはこういう運用です。