2015 畑薙第二ダム その2


見えた♪
畑薙第二ダム下流面真向きです。


今日も元気よく放流しています。


これも2006年の大井川源流OFFの時の写真です。
何千枚、何万枚とダム写真撮ってきましたけど
この新緑とコンクリートと放流がこんなにきれいに撮れたことって数少なくて
今でもお気に入りの一枚です。


真ん中のNo.2ゲートが開いていました。

これは中部電力様と東京電力様と流域の方とのお約束の放流です。

大井川最上流部に位置する田代ダム
東京電力様のダムです。


これは田代ダムのすぐ傍らにある二軒小屋ロッジで展示してあった古写真。
田代ダムで貯水した水は別の川にある発電所に送られるのです。

大井川としてはお水が発電所を経由して富士川に行ってしまって損したことになるので
水利権更新の際に下流の方と協議する場として大井川水利流量調整協議会が設けられ
田代ダムが使う分と同じ分を中電さんのダムが代わりに下流に流す事になったんだそうです。
詳しくは川根本町発行のこちらの記事をご覧ください


ゲートはひとつしか開いていないのですが
畑薙第二ダムは放流路の端にスリット付きの壁が立っています。
多分これも何か水理実験で考え出された何かだと思うのですが
残念ながら名称が分からない。


この壁のお陰で一門の放流も幾筋もの水の流れに分かれて
堤体の下へ落ちていくんです。


放流量は1t/s弱だと思いますが
こんなに綺麗にぱしゃぱしゃ落ちていて
見ていてほのぼのする。

放流風でぼとぼとになって必死で写真撮らなきゃいけない時を考えると
とても写真を撮るのにやさしい田代ダム還元量放流です。