徳山ダム観光放流
2014/5/7 更新
貯水量日本一の徳山ダムでゴールデンウィーク時に行われる観光放流。
新聞にもよく載ります人気のイベントです。
広い洪水吐水路を綺麗なうろこ模様を描いて流れる様子は人気があります。
しかし、徳山ダムの直下で進められている中部電力徳山発電所が竣工したら
今後は話が変わってきます。
ほんの僅かな水でも水車を通して流せばエネルギーになりますから。
5月1日から5月5日まで1日6回
1時間に1回 10分だけ
で流す量は毎回4t/s。
ええと
洪水吐のあるELがどのくらいか分からないけどー
堤高160mあるダムだからー
有効落差100mとしたとしても(←めっちゃ大雑把)
水車に送っていたら
560kWくらい発電できた事になるかー。
まぁ、難しい計算はともかく
もしかしたら来年以降は見られないかもと心配して
ふらーりと徳山ダムに出かけました。
徳山ダムは普段は駐車場まで自家用車で行くことができますが
観光放流を始めてから大変な渋滞が起きるようになり
ゴールデンウィーク中は駐車禁止、四輪乗入禁止となります。
二輪は制限ありませんのでダムまで行くことができます。
徳山ダムから5km下流にある藤橋城に車を止めて
ここから出ているシャトルバスに乗るとダムに行くことができます。
バスはこの環境協力券を購入すれば一日何回でも利用可能。
藤橋城-徳山ダム-徳山会館で使用できて200円なり。
ちゃんと放流時刻も書いてある。
雨がしとしと降り続いています。
お昼からは晴れるらしいですが。
車窓から見ると徳山発電所の工事は着々と進んでいる様子。
徳山ダム駐車場に到着しました。
雨ですから・・・。
この通り残念な写真しか撮れませんでした。
しかも寒い。
着てくる服を明らかに間違えた。
寒い寒い。
傘をさしながら減勢工まで見下ろす。
放流時間までもう少し。
周囲には同じバスで乗ってきた高齢者の方ばかり。
そして非常用洪水吐を指さしてあそこからどーっと出てくるんだよーと
会話しているのが耳に届く。
そこまで水位上がってないから・・
常用洪水吐きっていうのは真ん中の細いところでね・・
とか説明しようかと思ったけど余計なお世話かと止めました。
寒くて歯の根が合ってなかったし。
サイレンが鳴って常用洪水吐からすーっと水が出てきました。
導流壁を超えたところでふわっとまるく広がる。
そして先頭が水路の曲面に差し掛かった瞬間に現れる波頭。
そしてそれに続く水が見る見るうちに広い水路幅いっぱいに
見事なうろこ模様を広げていきました。
綺麗だなぁ♪
ロールウェーブと呼ばれるこのうろこ模様。
奈良俣ダムの洪水吐ではひとつずつが大きくてダイナミックです。
傾斜の問題なのか水量の問題なのか
とにかくいろんな要素が関わって
この細かなうろこ模様が出来上がるのだそうです。
うろこが生まれる場所はここ♪
しゃわしゃわしゃわしゃわ♪
アップで撮っていると鯉のぼりに見えてきた。
雨宿りしながら見ている人たくさん。
お天気良くなる午後にはもっとお客さん増えそう。
わずか10分です。
徐々にうろこは小さく薄くなり元の静かな洪水吐に戻ります。
来年は見られるでしょうか。
見られたらいいですね。
観光放流は普段ダムに興味がない人も
ダムに足を運んでくれるきっかけになりますし。
という事で雨の中見てきた徳山ダム観光放流でした。
ごはん
藤橋村で楽しみにしていた
山菜てんぷら盛り合わせがメニューから消えていたので
あまごづくし定食を食べました。
これはこれで美味しいですが山菜天ぷら食べたかったなぁ。