ダムアワード2013 ダム大賞
日吉ダムで授与式♪ その1

2014/2/20更新


雪のちらつく中
京都府は南丹市の道の駅・スプリングスひよしにやってきました。
水資源機構 日吉ダムの直下にある温泉やレストラン
地場産の色々な物を販売しているスペースなどが入った施設です。

今日はJAPAN DAM AWARD2013で
洪水調節賞とダム大賞をダブル受賞した日吉ダムに
選考委員長の萩原様が直々にトロフィーを届けに行く日という事で
各地からダム仲間もたくさん集まることになっております。

2日前に津軽ダム見学会に参加していたというダム王子もいて
ダム愛好家にとって距離とは障害にならないのかと思案してしまう。


当日は前日の季節外れの好い天気から急降下の荒天で
絶対雪が降る!!降るったら降る!!
という位の強い口調の天気予報にすっかり怯えてしまい
サマータイヤでは死亡するかもしれないという恐怖で
スタッドレスタイヤを履かせているkao3541様の車に
京都で拾ってもらって無事にたどり着く。

人の運転でダムまで楽チン移動って幸せ♪


そして午後からトロフィー授与式なので
その前に腹ごしらえという事でレストランのメニューを見る。

「やっぱり日吉ダムカレーですかね」
「堤体が大きいんでお腹一杯になって苦しくなりそう」
「いくら日吉ダムが敷き幅が堤高より長いダムだからってここまで忠実に再現しなくてもー」
「堤体積、もう少し少なくなりませんかね〜。栗原みたいに」
「うん。もしくは貯水池を大きくしてもらうとかね」
「コンパクトな堤体に大きな貯水池は理想的なダムだよな〜」

などとご飯の量で逡巡するダム仲間数名。
自分は折角なのでジビエ料理という事で
森の彩ウインナー盛り合わせという物を頼もうとしたら残念ながら未入荷でした。


スプリングスひよしのゆるキャラ駅長・南丹市観光大使のゆっぴー。
お風呂に浸かっていてふやけて風呂桶がはまって抜けなくなったひよこというコンセプトだそうです。

日吉だけにキャラがひよこまではわかるがどんな小さな風呂桶だ。
想像したら可愛いな。

「ゆっぴー大きいんですよ」
「え、大きかったら今治市のばりぃさんと・・」
「ばりぃさんと似てますよね」

とか話していたら
ゆっぴーとばりぃさんが並んでいる写真発見。

「うわこれあかんと思う」
「ばりぃさんはくちばしピンピン」
「ゆっぴーの方は少し下向きで小さいね」
「ばりぃさんは王冠かぶってるね」
「ゆっぴーは温泉だからタオルだね」
「でもばりぃさんは目が怖い。光がなくて」
「うん。ゆっぴーはお目目キラキラして可愛いね」

と、ゆるキャラ比較。
着ぐるみはともかくイラストはゆっぴーの方が可愛い。
ひよこだしー。

しかし今度今治市でおこなわれるゆるキャラ大集合イベントで
ゆっぴーも行くらしい。
現場で子供にばりぃさんと間違われたらゆっぴー悲しむだろうなと
みんなでそこはかとなく心配する。


レストランに入ってお店の方に「ダムが一番よく見える席お願いします」と伝え
端っこ窓際の席を確保。

そして届いた日吉ダムカレー。
テーブルの全員が日吉ダムカレー。

やっぱり堤体積大きいよぅ・・。
上流面から堤体掘削を繰り返し貯水位の急激な低下を防ぎつつ完食。

下流の古代米の色はまさに冬の日吉ダムのようなので
夏にはこの古代米の部分に青のり振りかけるか
ブロッコリーを植えるなど植栽をしたいと思いつつ完食。


おなかぽんぽんになったらスプリングスひよしから徒歩で堤体へ移動。
積雪があったらあきらめましたがこの時点ではまだ徒歩可能だったので。

レストランのある左岸から橋を渡って温泉のある右岸に移動。


二つの施設をつなぐ橋の下に見えていたのがこの水位マーカー。

「“ダム最大放流時にはここまで水位が上がります”って書いてあるけどー・・・」
「うん・・最大放流って・・・何tだろう」

見ていた全員の頭にふっと湧いたであろう疑問。

それは最大放流とは日吉ダム建設時の洪水調節計画にある500m3/sなのか
竣工からずっと行っている暫定操作、150m3/sなのかという事。

「この川幅で500t流せるの?」
「うーん。勾配がちょっと分かんないから何とも言えないー
流せるんだとしたらこの間のT1318の時はあそこまで上がったってことかなー」
「管理所で質問しよう」

この日はインフォギャラリーの入口に一直線に向かって川沿いを歩かなかったのですが
川沿いの護岸にはこんな表記もあります。


と、疑問を持ちつつ移動して堤体に到着。

下流広場からインフォギャラリーで天端に移動できます。


古代米と色調が似ている冬の日吉ダム。

「ここの広場ってホントに綺麗で幸せ広場だよねー」
「うんうん。ここって転がりたくなりますよね」
「私、前に来た時ホントにカメラ構えたままここをごろごろ転がっていたら
インフォギャラリーから出てきた方が“鹿の糞が付きますから気をつけてーっ”って・・」
「鹿の糞多いですよねー。それさえなければいいんですけど」

初夏の頃にはこんなに綺麗な芝生広場。
でも野外での火の扱いを知らないというかマナーの悪い人が
指定されている場所以外で直火で芝生を傷めたりしているので
堤体直下で美味しい物を頂くというのが今後マナー違反が続けば
規制されるかもしれないです。
「布目ダムもそうなんよ〜。綺麗な芝生なのに」
「芝生の上で直火とかホントにBBQ素人だよね。自分ちの庭じゃないんだっちゅーの」

折角美しく整備されている芝生なのでお越しになる方には大切にしてもらいたいです。
そして鹿の糞には気をつけないといけません。