泉布観 重要文化財指定50周年記念特別公開 その2


桜宮橋の袂でころんころんしているにゃんこ。


そして工事のオレンジ色で景観ぶち壊しの真っ只中に
重要文化財・泉布観。


横断歩道を渡って建物に向かいます。
歩道はこのとおり確保されていますがとにかく工事中ですから。

でもこうしてみると背後のOAPタワーとのギャップがやはり凄すぎる。


近づいてきました。
建物の周囲にはフェンスが張り巡らされています。


仮歩道。
泉布観の敷地に入ります。


歩くとぼこぼこ音がする仮歩道を鳴らしながら正面に進んできます。
割と人の姿がありました。


泉布観は華美でないのが特徴ですが凝っていないというのとは違います。
雨どいにもこんなお飾りがあります。


正面の説明板。

泉布観は正統派コロニアル式西洋館。
あちこちに西洋館は残っていますがそれらと違うのは
全ての方向にベランダとフランス窓がある点です。
コロニアル式とは南洋植民地に造られた建物の形式です。
なので風をふんだんに取り入れられるように工夫がされています。
暑いところに適した形式なのです。

フランス窓は建築に興味のある方ならご存知と思いますが
床まである開き戸で窓であると同時に扉でもあるという出入りの出来る窓をいいます。

なので高温多湿の土地に向いているわけですが日本は高温多湿かな?
説明板にも『高温多湿』と書かれていますが・・
地球温暖化が進んだ現在、確かに大阪市内は夏場は人が死にそうなくらいの灼熱地獄ですが
当時、大阪がそんなに暑かったのでしょうか。

設計者にとって大阪は暑かったと、そういうことでしょうか。


正面玄関前に石柱。


建物を取り囲むフェンス。

ここまでは年中いつでも見学できるコースです。

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