大川口水門 横転式ローラーゲート

2023/1/11 更新


JR環状線の桜ノ宮駅で降りました。
本日はダム工学会中部近畿ブロックによるwith Dam night at Home++なのですが
原稿も無事に出来上がったしお天気も良いし今年の帝都のwDNで教えてもらった
横転式ローラーゲートを見に行こうと思い早めに鹿の国を出てきました。


川沿いを気持ちよくてくてく。
土運船が軍団になって毛馬閘門の方向からやってきました。
沈んでいるんじゃないかと思うぎりぎりの高さなので不思議な感じです。
でも土運船はこれが普通。


どんどん淀川方面に歩いて目的地に到着です。
上に阪神高速。
下に水門がある城北川に架かる春風橋です。


春風橋を進んでいくと視界に入ってきたのが城北川大川口水門です。

城北川は大阪市の管理河川です。
このあたりは大阪府の管理河川と大阪市の管理河川があって
ややこしくて覚えるのが大変。
淀川は国管理河川だし。


これが城北川の大川口水門、横転式ローラーゲートです。
こちらは閉まっている状態。


二門あるうちの片方は開いていました。


横転式ローラーゲートは開いているときは水面と平行になります。
閉まるプロセスで斜めに滑って行き、最終的に垂直に立って全閉になります。
他のゲートでは見られない特殊な動きになります。


角度を変えて全景です。


閉まる時にはこの溝にそって扉体に付いたローラーが転がっていくんだなと。


周りに謎のパーツが多くてその役目を色々考えますが
よくわからない。


角度を変えて見てみようと横を回り込んで移動です。


水門の直上流に歩行者・自転車が通行可能な橋が架かっていました。


そこに水門操作についての説明板も提示されていました。


しかしこちらからは近すぎる上に目の前がフェンスなので
思ったより詳細がわからない。


扉体はこの通り、至近距離で愛でられるのですが。
この位置から動くところ見てみたいなぁぁ。


城北川上流方向を見たところです。
どこまで続いているかというと寝屋川までです。
寝屋川にある城北川水門からここまでが城北川です。

大阪市の管理河川は
一級河川が 今川、駒川、鳴門川、東横堀川、道頓堀川、住吉川、城北川
準用河川が 加美巽川、細江川、十三間川、空港放水路
普通河川が 大野川、長瀬川、細江川、三軒屋川
です。


水門の上に阪神高速があるために
高いゲートピアや、上にゲートハウスが乗っかる
普通のローラーゲートを設置することが難しかったために
選ばれたのが横転式ローラーゲートであったという事です。


ということで、ずっと気になっていた横転式ローラーゲートを見学して
wDN at Home++に向かったのでした。