建設技術展近畿2021 その1

2021/11/21 更新


令和3年10月末、建設技術展近畿が開催されました。
いつものマイドームおおさかではなくインテックス大阪での開催です。


インテックスでの開催、すごく久しぶり。
こちらで開催されていた時にも来たことがあります。
2007年。


インテックスは広いから移動でとにかくてくてく。


やっと入り口に到着です。
ささっと受付を済ませて展示スペースへ。


最初に足を止めたのはフォトコンテスト。
どの写真が良いですかという問いにナンバーでなく
上田池っ!!とモチーフの名称で答える。

いや、こっちの天ヶ瀬も素敵だな…


次に足を止めたのはこちら。
無人化施工ミニ体験。

近畿地方整備局 近畿技術事務所 近畿インフラDX技術センター様の展示。


ラジコンでこれを操作するんですが
まず、気になったのはなんでCAT社製なのかというところ。

ここはコマツ様か日立建機様の出番ではと思ってしまう。

いや、ただラジコンがCAT社モデルだったというだけでしたが。


操作してみませんかといわれたんですが
撮影したいので操作してくださいと頼みました。
しかし、人気者は操作しすぎでコントローラーのバッテリー残量が乏しくなり
途中で、うふふん、と止まってしまいました。

かわいいな。


横に進むとこんなブースが登場。

無電柱化を進めている近畿地方整備局 大阪国道事務所様。

ここで電柱好きとしては、すんなり内容を受け入れられない天の邪鬼。


わかるんですよ。
あの大阪を襲った凄まじい風台風、T1821の被害。
復旧にものすごく時間がかかったこともはっきり覚えてます。

でも海抜0m地帯の都心で無電柱化してしまったら
当たり前のように地面に置かれるのが変圧器。
6600ボルトの電気が通っている変圧器。

無電柱化すると変圧器は地表におかれますから
水害の時に安全装置が働き、水没と同時に停電してしまうのです。
なので電柱送電ルートと地中送電ルート両方あってほしいと思うのです。

そういう気持ちがあるために必要性を説かれても素直に聞けず
排水が確保された安全な共同溝でもない限り無電柱化あまり好きじゃない
と、ぶちぶち口にしておりました。


ちなみに11月10日は無電柱化の日らしいので
由来をお聞きしたところ
1←電柱 1←電柱 1←電柱 0←ゼロにする
ということでした。
よく考えられたなぁ。


てくてく進んで戸田建設様のブース。
新しいロゴマークは漢字の「戸」を色々な要素で
組立てて造ったものだそうです。


次に足を止めたのはテーブルの上に特殊大型車両がたくさん並んでいたこちら。
大型車通行適正化に向けた近畿地域連絡協議会様。

わぁい♪
スーパーロングアームだぁ♪
宇部興産ダブルストレーラーだぁ♪
超大型油圧ショベルのEX8000だぁ♪

と、トミカにうふうふしてしまったのですが
パネルを見て説明を受けて、吃驚してしまいました。


大型車両、軸受け重量、文字を見たこともありますが
意味をちゃんと理解していませんでした。


過積載はブレーキが効きにくくなって下り坂で事故が怖いな〜
というレベルの認識でしたが、それどころでないインフラ似たするダメージ特大。


軸受け重量を無視して過積載すると
正しい積載をしている車何台分というレベルでなく
何千台分レベルに相当するダメージが道路に加わるそうなのです。

一瞬信じられなくてパネルを何度も読んでしまいました。


とても重たい車両で軸受け重量を正しくするためには
重さに比例してタイヤの数がおのずと増えるという。

なので新幹線の車両を運ぶ運搬車などのとても特殊なものは
ちゃんとこの基準を踏まえてタイヤもたくさんあるし
特別に許可を得て通行出来ているわけです。

ちっとも知らんかったー。


そしていつもカッコいい日立建機様のブース。


ZAXIS大好き。
好き好き大好きZAXISにバックホウ浚渫のお仕事がやってまいりました事例紹介。

バックホウ浚渫ですから浅い岸辺に近いところで活躍ですね。
深いところは水中ブルドーザーと水中バックホウにお任せせねば。

それより深くなったらグラブ浚渫の出番です。