建設技術展2018 その1

2018/11/11 更新


二年ぶりに建設技術展にやってきました。
昨年は仕事と重なっていていけなかったので。


会場のレイアウトは同じなので受付を済ませてささっと3階へ。


近畿地整の近畿技術事務所様のブースでは
「ふれあい土木展」のリーフレットを配布していました。

本当は土木展の現場で頑張って集めるカードが
ここでは一括して手に入りました。


レアカードを含む全種類整列。
黄色枠がレアカードで、水陸両用車と災害対策用ヘリコプター・きんき号です。

照明車(ポール式)、照明車(ブーム式)
可搬型衛星通信設備、衛星通信車、分解組立型バックホウ(遠隔操縦式)
排水ポンプ車(30m3/分)、排水ポンプ車(60m3/分)
応急組立橋、橋梁点検車(歩廊式)、橋梁点検車(バケット式)
対策本部車(バス型)、対策本部車(拡幅型)

個人的に好きなのは土嚢造成機。
土嚢造成機は一時間に400袋も土嚢をつくれるのです。
うっふふふ。
製造中を見てみたい。

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次にやってきたのは山田技研様のブース。


紹介されていたのは中小河川緊急治水対策用に開発された水位計です。
超音波式。

住民自身が防災情報をもっと積極的に取りに行くことは大事です。
大河川でなくても氾濫は起きます。
でも中小河川にはそんなにたくさん水位計がないんです。

水位計がないならコンパクトなものをどんどん設置して
その情報を住民の手元の電話やスマホに届くようにすれば
大きな判断材料になります。

この水位計の特徴は特定小電力無線というものを使う点だそうです。
タダなんだとか。


水位計の情報ネットワークと同じくらい気になったのはこっち。
樋門の遠隔操作がやはり同じ特定小電力無線でできるという物。

豪雨時にちょっと田んぼ、見に行ってくると出て行って被災されてしまったり
そもそも豪雨の中、樋門の操作にかけつけられなかったり
悲しい事故が後を絶ちません。

豪雨時に安全に遠隔操作できるならほんとに素敵なことです。
土地があまりにも広い北海道とかでも有効かなと。

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次に足を止めたのはこちらのケミカルグラウト様のブース。
紹介されていたのはICECRETE工法。

いちえふの凍土壁を作っている技術なのかとお話を聞いていたら
凍土壁ももちろん同じように作れるんだけど
今回紹介しているのは地盤改良しないと工事ができないような軟弱地盤で
凍らせてカチカチにして施工して
工事が終わったら凍結終了することで
土中に大量の地盤改良材を投入したりしなくても済むし
環境変化が抑えられる技術らしいということがわかりました。
おもしろーい。

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突然出てきたのはスリット型砂防堰堤。
大きなジオラマが展示されていました。


銘板もありました。
スリットダムB型です。
日鐡住金建材様の鋼製のごっついパイプがスリットをふさいでいます。


もう一つありました。


こちらはスリットえん堤T型というそうです。
何故、片やえん堤で、片やダム。