市ヶ原 その2


堰堤の右岸からとても賑やかな声が届くので目を凝らしたところ…


遠足だ…。
どう見ても小学校の遠足だ。

地図を確認したところ、対岸から少し離れた所に再度公園から続く
ハイキング道があり20分くらい下ってくるとこの場所にたどり着けるようでした。


袖天端にあるこの大きなブロックは右岸側にもありました。
元々どういう役目をしていたものか判りません。


とりあえず左岸側においてはこのブロックにロープが巻きつけてあり
それを掴んで水通しに降りられるようになっていました。


写真を撮ろうとしてぎょっとしてしまったのは堰堤直下のこの場所で
スマホで自撮りしながらドレスで踊っていた人がいた事です。

いや、それは危ないのでは…
せめてもう一人撮影者確保して足元に注意しながら
パフォーマンス動画撮った方がいいと思うんだけど…

ひとしきり踊るのが終わるまで
転びませんように水没しませんようにと
心配しながら左岸の藪にいました。


美しい石積み型枠の砂防堰堤の水景色でそれをバックに
パフォーマンスしたい気持ちはわからなくもないけど
転んで怪我した時の事も考えて助けてくれる人を頼んで
保険かけておいた方が良いと思います。


市ヶ原堰堤が堰きとめた土砂で出来た広々としたフラットな河原には
ハイキングの人だけでなくテントを張っている人にBBQしている人に
仲良くデートしているカップルにと、とにかく人が多いので驚きました。


その横にこの看板なのですが。
下にある写真はあの都賀川のCCTVカメラで撮られた
増水時の川の写真です。

2008年に起きた都賀川水難事故はその水位上昇の早さと
ゲリラ豪雨の恐ろしさを大変なインパクトで伝えました。

兵庫県 都賀川の事故概要

水遊びをしていた小さな子どもと保護者があっという間に流されたのです。
この事故の後、神戸市内のあちこちで親水公園や川に
警報サイレンやランプの整備がとても進んだように思います。


とりあえず対岸に目的の場所はないので
左岸側のハイキング道をてくてく進んでいきます。


右岸側からは市ヶ原堰堤が補足した土砂で出来た広い河原を使って
左岸側に移動できるようです。
つまりこちらからも行けるということ。


標識にはここから新神戸駅きまで2.3kmの文字です。
布引の滝と新神戸駅って300mしか離れていないんですね。


訪問時、ハイキングルートにはあちこちで道路が落ちていたり
復旧出来ていない個所もあるという事で
通行の可否を記した注意書きがいくつも提示されていました。


広域の登山道を記した地図です。


現在地はここ。
布引五本松ダムのバックウォーターを過ぎて市ヶ原堰堤の横。


人気のあるハイキングルートで人の姿も多かったです。
そしてトイレも完備のハイキングルート。


どんどん登って行きます。


途中でフェンスが現れ始めました。


複雑に張り巡らされたフェンス。
見ているうちに、フェンスで囲まれているところは自治体の所有地で
民地との境界がはっきりするようにすぐフェンスを立てるから解りやすいと
幼い頃に教えて貰ったのを思い出しました。


ハイキングルートは摩耶山まで続いているようです。