阪神高速開通50周年記念 阪神高速展 その1
2014/5/20 更新
大阪駅の再開発で登場したグランフロント大阪。
その北館にあるナレッジキャピタルに向かっております。
未だ足を踏み入れていないグランフロント大阪ですが
迷わず突き進む。
目指す先は1階吹き抜けフロア、ナレッジプラザ。
ナレッジプラザで開催されていたのは阪神高速展!!
阪神高速展!!
わはははははは。
カラーリングとフォントが高速道路感いっぱい♪
ナレッジプラザはこのとおり大きな広場のようになっています。
上の階から見下ろしたところ。
大きなスペースにいっぱいの展示とたくさんの人。
この日は開催二日目でしたが凄い大人気イベントとなっていました。
とりあえず幟を撮らねば。
昨年は名神50周年記念
今年は阪神高速50周年記念
1年違いだったんですね。
そしてスタッフの方を捕まえては
「背中撮らせてください」攻撃開始。
どっちもいいなー。
どっちも欲しいなー。
プレス発表用バックボードもちゃんとあるが
なぜかここは“レンガブロックでアーチ橋を作ろう”というコーナーになってました。
理由は後でわかりました。
作ったアーチ橋の上に子供が乗って記念写真を撮れるように
バックボードを置いてあったのでした。
とにかくすごい人出です。
いつもの建設技術展のイメージで来たものだからちょっとアホをさらしにくい。
一般の人が多すぎて空気に負けた。
建設技術展ではアホ言動でメーカーの方に躊躇なくお近づきになれるのに
一般の人が多いとアホになりきれない。
まだまだ精進が足らない自分。
展示パネルをじっくり見ます。
50周年の歴史年表と路線図。
そしてその時代毎のとびきりカッコいいエピソードがつづられていました。
最初のエピソードはS字橋。
正式名称は『3径間連続曲線鋼床版箱桁』っていうんだそうです。
知らんかった知らんかった。
まったくそんなこと知らんかった。
なんでも当時はカーブ橋というのは首都高速で存在したけど
S字橋というのは世界的に見てもドイツに一か所あっただけという時代。
それをいきなりダブルS字でやるという凄い計画。
構造計算大変だったらしい。
さらに
温度変化による温度応力とか ←なんとなくイメージできる
支承の変異とか ← 「支承」は橋用語で検索してください
地震の時の水平力分散とか ←地震大国だからー
不等沈下の検討とか ← 大阪は地盤弱いんです。上町台地の西はゆるゆるなの。
1/20の大模型実験を繰り返し苦心の末に完成したこのS字橋。
当時の建設省の大臣から「直線にすれば手間もコストもかからないのに」と
意地悪なこといわれたりしたそうです。
でもすでに大きなビルが立ち並んでいた大阪の中心部中之島で
S字にする以外で通すことの方が用地確保を考えただけでも無理でした。
ビルの合間を縫って道路を走らせるというこの技術はエンジニア魂で生まれたんです。
この技術進歩にかけるエンジニア魂がもうたまらん。
一枚目のパネルでもう涙腺緩んだ。
カッコいいぜーっ!!阪神高速ーーー!!!
子供のころ、初めて阪神高速でカーブに差し掛かった時
丁度、自然渋滞で車が止まった時に思ったこと
“何度この道路はこんなに斜めなん?”
安全に走るためのバンク角という物を知らなかった自分には大きな謎でした。
免許を取って自分で運転するようになってバンクのありがたさを体感しています。
関係ないけど青山高原道路の逆バンクは走り慣れない人が攻めたら死ねる。