博多川井堰 その2


ライジングセクターゲートが全開なので那珂川と博多川の水位は同じになっています。
ゲートが閉まっていたらある程度水位差が生じるはず。
右岸側に魚道がありますのでそこが開いているかにもよると思いますが。


二門あるゲートの中央のピアに機側操作盤がありました。
右岸側が1号ゲート、左岸の中州側が2号ゲートです。


ゲート全開で扉体が水底に完全に格納されている状態なので
元々の形状を知らないと、これが水門だという事すら
気づかれないような気がします。


ふと目をあげると博多港の方にもう一つの行きたかったところが。


博多ポートタワーです。
うーん。
工事中と聞いていたがここまですっかり姿が隠れていると
出直しだなぁ。

内藤多仲のタワー6兄弟のコンプリートは持ち越しです。
あと一つ、になってからが長いのです。
中空重力式ダムも重力式アーチダムもそうでした。


那珂川と博多川の間の中州の先端。


ここにゲートの機械室がありました。

この施設の名前は博多川井堰です。


ゲートの種別はライジングセクターゲートです。

IHI様の製品であればドルフィンゲートと呼ぶことができますが
博多川井堰は別の会社が作ったライジングセクターゲートなので
ドルフィンゲートは名乗れません。

ゴム堰でも丸島アクアシステム様の製品ならファブリダムと名乗れるけど
ブリジストン様の製品だったらラバーダムというような感じ。


日本で最初にライジングセクターゲートを製作されたのはIHI様です。
HPにもちゃんと紹介があります。

ドルフィンゲートが守る安全で美しい河川

モデルは大きな巻揚機を格納するゲートハウスがピアの上に乗っかるという
定番の河口堰のデザインが完全に覆されたスタイリッシュな防潮水門の
英国のテムズバリア♪

革命的なデザインで有名ですがなんと1982年製だったりします。


平時は川底に格納され、舟運を妨げず
必要な時にはくるりと回って扉体が立ち上がり
高潮から町を守る仕組みなのです。

大阪の道頓堀川水門と東横堀川水門に採用されている
サブマージブルラジアルゲートはこのくるりんする円盤部分がなくて
まんまラジアルゲートが川底に格納されて顔を出すという仕組ですが
動作自体はほぼ同じ。

ただライジングセクターゲートは思いっきり開けると
扉体の下から水を出すという運用もできるので
ニーズに合わせて選ばれているのかと思います。
どっちが施工コスト高いのか判らないし。


ちなみにダムでは横川ダムのクレストゲートに採用されています。
ホントにコンパクト。


下流側に回ってみます。


ホントに綺麗に格納されていて
ただの橋があるようにしか見えません。

景観に配慮した高機能の水門、ライジングセクターゲート。

各地で採用されていますので探して見に行ってみると楽しいと思います。

 

美味しい物

博多に来たら必ず行きたい

 
またまた食べに来てしまいました。
博多もつ鍋 しば田様の味噌もつ鍋。

おいちぃのです♪
幸せなのです♪

 
お酒は三井神力という酒米で造られた『三井の寿 純米大吟醸』と
山田錦で造られた『田中六五』
どちらも福岡の日本酒♪おいちぃおいちぃ♪


持参したのは西郷ダムのサイクロピアンコンクリートの巨石で造られたぐいのみです。
九州に行くときは必ず持っていく♪