バッタリ

2018/9/21 更新


梅雨の頃に田んぼのあぜ道で見つけました姫日笠一夜茸。
雨上がりの朝のお散歩は気持ち良いです。


雨が断続的に降る中、門真市にやってきました。
パナソニック城下町。


朝ごはんを買おうと立ち寄ったコンビニです。
門真南野口町店。


このコンビニのすぐ横に面白いものがあるのです。


道路の拡幅工事、他の整備事業が行われた際に
この場所に移されてきた地元の産業遺構の復元例です。


これがその産業遺構復元例。
木製の閘門です。
バッタリというそうです。


説明板も設置されています。


今はもう全く面影がないのですが
この場所に水田と水路が縦横に走り
舟が行き来していた水郷地帯だったころの写真です。


高さの違う水路の水位を調整する二つの樋門
ですから閘門と言って差し支えないかと。


雨がザーザー降る中、復元された物を観賞します。


仕組みはやっぱりマイターゲートなんですね。
これが一番動かしやすく管理も可動も楽チンなんですね。


あくまで復元モニュメントとしてあるものですから
隣には大きな暗渠がありまして川の水はほとんどが
そちらに流れるようになっています。


モニュメントなので実際に船は通れませんが
造りは昔造られていた物と同じになっているようです。


閉じているゲートなのにちゃんと水が流れているのは
木製の扉にスリットがあって水が通過できるように工夫されているからです。


こういう小さな産業遺構は中々残されることも少ないのですが
ここには立派な形で残されています。

コンビニでお買い物のついでに鑑賞できる
素敵な産業遺構復元例、バッタリでした。