凄い機体に会ってきました その2


会議室に入れて頂きました。

どうして本日こちらの日立建機さんにお邪魔しているかというと
いつもどぼくカフェでお世話になっている京都大学の高橋先生が
建設機械の見学会を準備しておられたので
無理やりそこに潜り込ませていただいたからです。

本来、高橋先生と京都大学の学生さんと土木学会の方向けに準備されていたのですが
情報を聞き付けた私は
入れて入れて入れて!!!!!!!!
連れてって連れてって連れてって〜!!!!!!!!
と駄々をこねまくり無理やり潜り込ませていただいたという・・。

毎度毎度あちこちで迷惑をかけている私です。

見学メンバーが揃ったところで日立建機の会社概要についてスライドで説明を受けます。


で、説明を受けている途中まではおとなしくしていたのですが
このスライドを見た瞬間・・

「ふふふふふふ」

と、口から笑いが漏れて会議室の皆様が何事かと私のほうをご覧に。

「こ、このスライド、写真撮りたいですぅぅ♪」
「ごあいさつの決めポーズ 可愛いぃぃ♪」

おとなしくしていなきゃと思ったのにあっさりと化けの皮が剥がれる。
会議室、爆笑。

だってだって
皆並んでのこのポーズ大好きなんですもん。
とくにちっこい子が一生懸命アームを上げているのが愛しい。


続けて日立建機さんの革命的な機体ASTACOの説明です。

左が最初に作られたASTACOことZAXIS70TF
右がASTACO-NEOことZAXIS135-US3

二つの腕を持つ重機。
このASTACOの情報をwebで見た時の感動は
ついにレイバーが降臨した!!
という感覚でした。

アニメの世界の中の重機が現実の世界に出てきたという感動。
それも張りぼてじゃなくて実際に働ける機体として登場したという感動。

技術者の方がガンダムが好きでというエピソードを目にしますが
自分にとってはガンダムではなくパトレイバーの世界に見えました。


革命的な双腕仕様。
従来の重機はアームを2本のレバーで操縦していました。
それを1本のレバーで可能にしたという事なのです。

こうする事で右手と左手の感覚でそれぞれのアームを操作するという
新しい世界が切り開かれました。

このASTACOの開発にゴーサインを出した日立建機さんはすごいと思います。

1990年代半ばから日立建機さんはASTACOとは別に
ワンハンドレバーという物を研究しておられました。
それは何のために研究されていたのかというと
隻腕になってしまった方でも動かせるものを作りたいというコンセプトがあったからだったのです。
このエピソードを聞いた時にうるっときてしまいました。

長年の研究が積み重ねられてこのASTACOは生まれたのです。


東日本大震災にもASTACOは出動しました。
二つの腕をふるってがれきの撤去を頑張りました。
ASTACOを自在に操る事が出来るオペレーターの方と一緒に活躍してきました。


説明をいただいた後、ヘルメットを被って移動します。
間近で見せていただけるんです。


いた!!

あそこにいる!!

あの二本腕は間違いなくASTACO♪